こんにちは!さくら(@SAKURAs_letter)です。
皆さんはお子さんにどのように性教育をされていますか?またされようとお考えですか?この記事に今、目を通そうとしてくださっている方は少なからず、すでに性教育を始められていたり、始め方に悩んでおられたり、必要性を感じてはいるものの一歩踏み出せなかったりする方が大半かと思います。
近頃は学校で出来る性教育には限界があり、家庭でも出来る性教育の本が書店にちらほらと並ぶのを目にする機会が増えてきました。
なぜ子どもたちに対して早い段階での性教育が必要なのでしょうか?
またどのように始めるのが良いのでしょうか?
私なりに調べ、講演なども聞いてきた中で、実際に息子へ始めた性教育をご紹介します。
性教育が必要と考えるようになったきっかけ
会社の先輩ママとランチをしていた時のこと。その時の私には性教育の「せ」の字も頭の中になく、やる必要さえ感じていませんでした。
ですが、彼女の一言を聞いて、頭を石で打たれたような衝撃を受けたことを今でも覚えています。
「実は今、小学生で妊娠する子が増えているんだよ。相手ももちろん小学生」
高校生が妊娠するなら聞いたことがありますが、小学生?と耳を疑いました。
その先輩は都内在住で、その区内では公にはされていないものの、すでにもう何件かあり、我が家も性教育を始めた、と話していました。
皆さん驚きませんか?私は驚くを通り越して、鳥肌さえたってしまいました。
知らないということがこんなにまで恐ろしい、と思ったのはこの時が初めてかもしれません。
現代の性犯罪の実態
性犯罪といえば、キッズラインのベビーシッターが母親の在宅勤務中に隣の部屋でわいせつ容疑をしていたという事件は、記憶に新しいかと思います。
少し古いですが警察庁の平成30年の調べによれば、13歳未満の子どもが年間約1000件の性被害にあっているというデータが出ています。1日に2件というペースに言葉を呑みます。
またそれだけではなく、特に未就学児期の小さい子どもは話したいことをしっかり伝えられなかったり、起きたことが善いことなのか悪いことなのかの判断がつかないケースもあるため、実態の件数は2倍以上ではないか、とも言われているそうです。
下記の記事でも詳細に実情が書かれていました。
また性犯罪の6割は顔見知りによって起こされた、という報告もあるそうで、その事実はとてもショッキングです。
「うちの子は男の子だから大丈夫」と考えるのは時期尚早で、男の子の被害も増えており、公衆トイレやプールの更衣室、お風呂場での強制わいせつ罪が増えているそうです。
また男の子であれば、加害者になる可能性も拭えず、興味本位で小学校の同級生と行為に及んだら、あれよあれよと妊娠してしまった‥ということも絶対にないとは言い切れません。
我が家は共働き家庭なので、夫も私も家にいないことがこれからたくさんあると思います。親の不在時に‥なんてことも、もしかしたらあるかもしれません。
被害者にも加害者にもならないためには、そうならないように未然に防ぐことが大切です。そのために必要になるのが家庭で出来る性教育だと思っています。
パンツの教室 のじまなみさんの講演に参加
性教育を始めよう!と意気込んだところで、私自身は親から性教育を受けたことがなかったので(大半の方はそうだと思います)、まずは何から始めたらいいのか分かりませんでした。
そこで色々調べた中で、パンツの教室の初級講座に一度行ってみることにしました。
パンツの教室協会の代表を務めるのじまなみさんは元看護師さんで、お子さんを3人お持ちです。2016年から家庭で出来る楽しい性教育の仕方を伝えて回る活動をされています。気になる方はぜひ協会のHPで詳細を確認されてみてください。
現代は良くも悪くも情報化社会。自分たちが子どもの頃とは比べ物にならないほど、様々な情報が子どもを取り巻いています。実際に講座の中で驚いたのはグーグル検索で「キス カップル」と入力するだけで動画にすんなりと辿り着いてしまうことです。ぜひ皆さんも試してみてください。
また現代のスマホには音声入力が付いていますので、ひらがなが分からない年次の子どもでも容易にこういった動画にたどり着くことが出来るそうです。
もはや無料のAVにたどり着いてしまうのも時間の問題。そのため、小学生でも興味本位で行為に及んで、妊娠してしまう‥という友人から聞いた話が繋がりました。
正しい知識がないことがどれだけ怖いことなのか、講座の中では身を以て体感しました。また性教育は性に対する知識をつけるだけではなく、命の誕生の奇跡や愛し愛されることの大切さを伝えることにもなります。
お母さんが行う性教育は子どもたちの人生に大きな宝物を授けてあげることにつながります。
1)自己肯定感が高まり、自分も人も愛せる人間になる
2)性犯罪の被害者・加害者にならない
3)低年齢の性体験、妊娠・中絶のリスクを回避できる
のじまさんの本の中でも何度も性教育の大切さが触れられていました。
性教育を始める年齢は?
のじまさんは3歳から10歳までに行うのがベスト、と言っていました。なぜなら3歳でも卑猥な画像そして映像が見られるから。そして10歳までなのは、親の話に素直に耳を傾けられるのがだいたい10歳くらいまでだから、だそうです。
また命の始まるについて質問し始める頃が、性教育を開始するのにとても良い時期だと言われています。
我が家の息子も3歳半ばになると、生まれてきた妹を見ながら「あかちゃんはどこから生まれてきたの?」「どうして生まれてきたの?」と毎日のように質問していた時期があり、そろそろかな、と考えていました。
性教育を開始する際におすすめの絵本
タイミングを伺いながら、はじめの導入にはどんな絵本を利用しようかと考え、しばらく探して、4冊の絵本に出会いました。結果的には絵本をベースにした導入が子どもとすんなり話をするのにとても良かったです。
「いいタッチわるいタッチ」
4歳の息子も中身を理解して、「このタッチは悪いんだよね」と繰り返しつぶやいていました。すぐに忘れてしまうのが子どもなので、つい悪いタッチをしてしまった時は「あ、それ悪いタッチだー!(笑)」と笑いながら何度も何度も伝え、少しずつ認識が根付きつつあるのを最近感じてします。
「わたしのはなし」「ぼくのはなし」「ふたりのはなし」
性教育を開始してから
4歳という年齢なので、まだまだ裸で走り回ったり、パンツをわざと脱いでふざけたりすのが、楽しい年齢です。性教育を始めてからは「ここは水着ゾーン(触ったり触らせてはいけないゾーン)だよね」と、自分で言っていたりするので、少しずつ伝わっているのかな、という気はしています。
まだ性教育を始めたばかりなので、これから読む絵本を変えたり、伝え方を変えたりしながら、徐々に話す内容を変えていこうと思っています。
皆さんも大事な自分の子どもを守るためにもおうちで出来る性教育はじめてみませんか?
最後までお読みいただきまして、ありがとうございました。